ハロプロアイドルが語る交流戦の魅力(3)牧野は中田、広瀬は由伸監督推し
2016年06月02日 07:40
芸能
牧野 はい、友達もいます。
――もっとどんどん球場に来てほしい?
牧野 そうですね。でも友達の中でも、もう勉強が忙しい子とか多いですし…。いないんですよ。愛知県出身ですけど、みんな中日とかで誰も話できなかったし、男の子もあまり話さないから。野球好きなのをどんどん広めていって、学校とかでも話していければいいかな~と思います。
――かなり広めていると思いますけど(笑)。
牧野 うふふ。でも、最近握手会の時、試合があって見られない時はファンの人が「今、何対何で○○だよ!」って全部中継してくれるんです。
広瀬 そうそうそう!「今○○が打ったからね!」とか「今投手交代したよ!」とか、凄い教えてくださるんですよ。
牧野 そう。調べてきてくれるんです。で、女の子のファンの方は「ごめんね、野球分かんないんだけど」って言ってくれる人が多いんですけど、その中でも「よく分からないけど、見に行こうかなって思うんだ」「真莉愛ちゃん、私も見てみたいんだけど、どうしたらいい?」とか言ってくださる方もいて。そういう方が来ると、凄いうれしいですね。
広瀬 私たち、こぶしファクトリーでライブツアーを回らせていただいてるんですけど、ライブとかだと1時間半くらい(速報を)見られない状態が続いているので。その時に何が起きているか全然分からない。でも、ライブ終わりの握手会でファンの方が「今勝ってるよ!」とか。
――優しいですね。
広瀬 そうですね。女性のジャイアンツファンの方とかもいらっしゃるんです。(個別の)握手会のときに、一緒に「闘魂込めて」を歌ったりとかするんです。それも凄い楽しいなって。
――ファンの人が「私も見てみたい」となるのは、アイドル活動とは別に、やっぱり野球ファンとしてうれしい?
牧野&広瀬 凄いうれしいですね。
牧野 ファイターズファンじゃない方も握手会に来るんですよ。「カープが好き」「オリックスが好きなんだ」って。
――ファンの輪が広がって楽しいですね。
牧野 うれしいです。あと私、応援歌が好きなので。WBCとかの応援歌の歌詞カードもらって来たりとかして、球場で覚えて歌えるようになったりとか。(対談があった)今日もなんですけど、朝、球団歌が流れるんですよ、車の中で。
――朝からテンション上がりますね。
牧野 球団歌のCDを持ってて、それに全部パ・リーグの曲が入ってるんです。それを聴いてきょうも来たので。ライオンズだったら2曲あるとか、ファイターズも1、2、3曲…かな。
――では、そんなお二人のイチ推し選手を教えてください。
広瀬 選手!?
牧野 ハイ!中田選手です。
広瀬 選手…。監督だったらやっぱり、高橋由伸監督なんですけど。
――高橋監督のどこが素敵ですか?
広瀬 小さい頃から由伸さんなので…。なんかもう、教科書に載っているようなバッティングフォームで。本当にきれいだなと。スイングを見ているだけで本当に、なんだろうな…。心が落ち着くんです!
牧野 あははは。でもでも、他にもっと!
広瀬 昨シーズンとかも、代打で出てくるたびにテレビの前でうるうるしていて。(ヤクルトに敗れた)CSの一番最後(の打者)が由伸選手だったんですけど、その時も、打つか打たないか分からないのに結果を願いながら大号泣してました。出てくるだけでうれしい、私の中で本当にヒーローみたいな存在です。
――今季からは監督。
広瀬 監督になってくれたのは凄くうれしいんですけど、もうちょっと現役で見たかったなあっていう思いもあります。
――一方で中田選手の魅力は?
牧野 正直に言うんですけど、凄い優しいところが好きです!日本の4番なので、そういうのも凄いなと思うんですけど、私は優しいところが好き。バットをもらった時も、中田選手に挨拶しに行ったんですよ。「今度、始球式します!」って。その時に「誰が好きなん?」って言われて。
広瀬 うふふふ。
牧野 「中田選手です!」って言ったら「おう、やっぱり?」とか言って。で、少し経った後に選手のロッカールームの前に呼ばれて、バットを下さったんです。その時に、中田選手が入団して1、2年目、4年目に一緒に撮った写真を見せたんですよ。「小さい頃に撮ったんです」って言ったら、「おう、覚えてる。覚えてる」って。それが凄いうれしかった。
――観戦時のファッションなどのこだわりは?
牧野 仕事終わりにそのまま行く時は私服なんですけど、その上にユニホームをはおって。普段は、初めて買ってもらった斎藤佑樹選手のユニホームを着て応援したりしています。で、メガホンとかを持って…。
広瀬 私は小中学校ぐらいの頃まで、お母さんが自作のスカートを作ってくれていました。ジャイアンツのチアチーム「チームヴィーナス」の衣装をイメージして作ってくれて。さすがにもう手作りはしてないですけど、プリーツスカートみたいのに合わせたりとか。私は高橋監督のユニホームばかりなんですけど。
――そんなお二人にとって、ズバリ野球とは?
牧野 私にとって野球は「当たり前」なんです。見に行くのが当たり前で、(仕事が)休みの時に行くのも当たり前。小さい頃から年間50試合ぐらいは行ってました。さすがに今は行けないんですけど…。でも、野球は自分の日常生活の中に入っています。
広瀬 たくさんたくさん球場に見に行かせてもらって、行くのが当たり前になった今でもホントに行くとワクワクするし、テンションが上がる。「よし、明日からも頑張ろう」と、私のモチベーションを上げてくれる大切なものです。
――お二人ともステージからファンにパフォーマンスを見せています。
牧野 ファンの人の気持ちが分かる感じがします。「真莉愛~」って名前を呼んで下さるのもうれしいなって思ったり。そういう、選手になった気分で。気持ちが分かるようになりました。
広瀬 イースタン・リーグを見に行った時なんですけど、試合終わりに選手の皆さんとハイタッチをするんです。その時に宮国選手がいらっしゃったんですけど、ホントに優しい笑顔をかけて下さって。それで、私のお母さんが一瞬で大ファンになっちゃって。
牧野 あはは。
――推しメンに。
広瀬 やっぱり、そういう一つ一つの笑顔を大切にすることで、うれしい気持ちになるんだなって。きっと私たちを応援して下さってる方も一緒だなと思うので。握手会とか、どんなに短い間でも、そういう触れ合いの時間を大切にするのが大事だなと思いました。
――さて、お二人の野球トーク。お互いの熱意は伝わりましたか?
牧野 なんか、知らなかったですね。(広瀬は)けっこうユニホームを持ってたりとか、観戦に行ったりとか。色々と知れてうれしかった。
広瀬 (牧野は)小さい頃から選手と写真を撮ったりとか、選手と近いところで応援してるなっていうのがあったので。凄いなって。
牧野 うふふ。
広瀬 そういう、私とはまた違う野球の楽しみ方があるんだなって。
――2人の熱さが本当に伝わりました。交流戦、楽しみですね。
広瀬 はい!巨人―日本ハム戦を一緒に見に行けたらいいですね。でも球場では、スタンドは別になっちゃうと思いますけど(笑)。
牧野 あと最後に!私、バリ島まで行く予定なんです!夢は新庄(元)選手に真莉愛の描いた絵を渡すこと。あと、テキサスにも行って、ダルビッシュ選手にも会いたいなあ。そうなったら、真莉愛とってもうれしいです!(おわり)
◆広瀬 彩海(ひろせ・あやか)1999年(平11)8月4日、神奈川県生まれの16歳。「こぶしファクトリー」のリーダーとして、15年9月発売の「ドスコイ!ケンキョにダイタン」でメジャーデビュー。同年日本レコード大賞で最優秀新人賞を受賞。今年2月発売の「桜ナイトフィーバー」で初のオリコン週間1位を獲得した。血液型O。愛称あやぱん。
◆牧野 真莉愛(まきの・まりあ)2001年(平13)2月2日、愛知県生まれの15歳。ハロプロ研修生を経て、14年9月に「モーニング娘。’14」に12期メンバーとして加入。15年4月7日、日本ハム―西武戦で始球式を務めた。同年11~12月にはGAORAの日本ハム応援番組「GET!ファイターズ」にゲスト出演。血液型A。愛称まりあ。