桂文枝 上方落語協会の会長再任も今期限りで退任の意向
2016年06月23日 05:30
芸能
このため、これまで桂春之輔(67)と笑福亭鶴瓶(64)と2人体制だった副会長を5人に増やし、桂きん枝(65)笑福亭仁智(63)桂米団治(57)も名を連ねた。
上方落語界は昨年3月に桂米朝さん(享年89)、今年1月に桂春団治さん(同85)と戦後の苦しい時期を支えた四天王を相次いで亡くし、世代交代が一気に進んだ。文枝は「今期を自分の中では集大成とし、次の人材をしっかり作っていきたい。それが四天王を失った者の役目」と自らを奮い立たせるように語った。
また、上方落語の定席「天満天神繁昌亭」については今年9月で10周年を迎えるにあたり客席を一新するほか、現行の昼席、夜席に加え新しいファン獲得のため午後9時ごろに開演し終電で帰ることができるような「深夜寄席」の新設案を明かした。