渡辺謙&南果歩 一時閉館前渋谷パルコ劇場最終公演で夫婦朗読劇
2016年06月30日 05:30
芸能
同劇場は73年に開館。ビルの建て替えのため、8月7日の公演で一時閉館する。同1日からの1週間は「ラヴ・レターズ」が上演され、劇場ゆかりのキャストが日替わりで出演。そのトリを渡辺&南夫妻が飾る。2人の「ラヴ・レターズ」は、渡辺が東日本大震災の復興支援のため、宮城県気仙沼市に立ち上げたカフェ「K―port」のオープニングイベントとして、13年11月に1日だけ上演されたことがある。
渡辺はデビュー作「下谷万年町物語」(81年)、「ピサロ」(85年)、12年ぶりの舞台出演となった「ホロヴィッツとの対話」(13年)で同劇場に出演。「私の大切な節目になる舞台で立たせていただいた思い出深い劇場のリニューアル。新しい文化の発信基地となっていくのはとても楽しみ」と思いを語る。
一方、南は「クラウドナイン」(95年)、「メアリー・ステュアート」(05年)で同劇場に立った。「いろんな刺激を私に与え続けてくれたパルコ劇場の最終日に出演できる喜びと寂しさを感じています。本当に最後の、一期一会の“ラヴ・レターズ”に、感謝を込めて臨みたい」と意気込んでいる。