スキャンダルで消えた元女優 脳溢血で介護生活 支える娘「後悔していません」
2016年07月01日 22:00
芸能
さらなる試練が訪れたのは今年3月。突然脳出血で倒れ、山梨県内の病院に運ばれた。一人娘の智子さん(23)と親子水入らずで、翌4月1日の55歳の誕生日を2人で祝っていた夜だった。以来、後遺症で左半身が麻痺、歩くこともできず、食事もままならず、ずっと智子さんが寄り添って懸命に介護している。智子さんは、すでに大学を辞め、アルバイトで溜めた海外留学の資金を切り崩して生活している。
なぜ自分の夢を諦めて母親のために尽くせるのか、という問いに「懺悔なんです」と智子さんは答える。幼いころは社長令嬢として育った智子さん。急な生活の変化は子供心に理解できず、なぜ父が去ったのかと泣き叫んで毎日のように母を責めた。娘を育てるため、なりふり構わず働く母の姿を恥ずかしいと思ったりもした。中学生になると、学校にも行かずに引きこもり、母と口も利かずに暮らしていた。それでも娘に寄り添い続けてくれた母に、今は恩返ししたいと話す。
「いつも私のために動いてくれる母なので、今度は私が母のために動く番」と笑顔を見せる智子さん。娘が自分自身の夢を叶えていくことが楽しみだと話していた小田さんは、「申し訳ないという気持ちでいっぱい」と涙を流しながら「ママが智子のことを思うのは、親だから当たり前なのよ」と言うと、「子供だって親を思うの」と智子さん。「大学だったらいつでも行ける。私はまったく後悔していません。一緒に乗り越えていこうね」と、愛する母に向けてまた笑顔を見せた。
スタジオでVTRを見つめていた友近(42)も涙を流しながら、「次は絶対に幸せになってほしいですね、この親子には」と祈るようにコメントした。