広瀬すず、監督の厳しい指導に苦悩「そのときの記憶がない」
2016年07月11日 15:03
芸能
渡辺の娘役を演じた宮崎あおい(30)は「撮影は2週間くらいでしたが、今までの人生の中で一番長く、一番濃厚な2週間でした。この作品に携われて幸せに思います」とあいさつ。渡辺は宮崎を本当の娘のように思い、「あおいちゃんが今までやられた役とは違うステップを先輩として見届けられる楽しみがあった」と述懐。撮影中は1人でいることが多いという宮崎を「話さなくてもいいからここに居て!と引っ張り出した」と語り、「娘がどう感じるのか心配してしまう。本当に幸せになって欲しいって思うからね」と優しいまなざしで語っていた。
沖縄の離島編に出演した広瀬は李監督の作品初出演。出演を熱望し、オーディションで役をつかんだ。だが撮影中は壁にぶつかったことを吐露。「同い年の少女の役なんですが、感情が残酷で、そのときの記憶がない。もうなんかよくわかってませんでした」と振り返った。演技指導が厳しい李監督の現場に対しても「監督がごはんを食べているところを見て、“監督も人間だ、人間だ”って思おうとした」と告白し、会場の笑いを誘った。「できないことがわかっているから余計悔しくて…。でもすごくいい経験をさせていただきました」と女優として成長したことを明かしていた。
ほかに森山未來(31)、綾野剛(34)、松山ケンイチ(31)、佐久本宝(17)、ピエール瀧(49)、高畑充希(24)、原日出子(56)、妻夫木聡(35)、李相日監督、原作者の吉田修一氏、プロデュースの川村元気氏が出席した。