中山美穂 親友の息子調教「いけないことしよっか?」
2016年07月16日 05:30
芸能
中山が演じるのは、文芸誌編集者の真由子。あるとき、子供の頃から好きだった初恋の男性を親友の百合(高岡早紀)に奪われ、百合を恨むようになる。百合と男性の間に息子が誕生すると、真由子が名付け親となり「直巳」と命名。「痴人の愛」の登場人物に通じる名前だ。ここから20年がかりの復讐が始まる。
復讐=調教。真由子は百合夫婦の息子を愛することで、夫婦への復讐とした。直巳が20歳になるまで自分好みに育て上げ、依存させ、夢中にさせる。中山がまだ5歳の男の子に「いけないことしよっか?」と誘うシーンはドキドキもの。実年齢で23歳下の竜星とのラブシーンも見どころだ。
中山は真由子を「品性、知性、感性を持ち、憎しみという感情が生まれることにすら罪悪感を持ってしまう女性」と受け止めている。真由子は憎しみの感情と、芽生えていく愛憎に翻弄(ほんろう)される。いつしか自分が直巳から離れられなくなるが、愛憎入り乱れた関係は破滅を迎えていく。
6月下旬から撮影中。中山は「危うくも濃密な愛憎劇は、私の中のいろいろな感情を刺激しています」と楽しんでいる。