中居正広 遠慮がちに聞いた質問 巨泉さん「一番要らないと思ったのは好感度」
2016年07月22日 23:13
芸能
「司会業をやる上で心がけていたのは、自分がスターになる前に、自分の周りでやってくれているキャストをスターにするってこと。はらたいらは、アランドロンだったり、宇宙人だったり。景子ちゃんは、三択の女王だったり。それが、全部自分に帰ってくる。自分は、黙ってたってスターなんだから。かといって…ヨイショするのはヤだろ?いるんだよね、ヨイショ司会者が」「視聴者におもねる企画を出して、高感度ナンバーワンの司会者にやらせたって、視聴率が取れるとは限らないんだから」と、のびのびと持論を展開していた巨泉さん。
そんな巨泉さんを前に、真摯に耳を傾けていた中居。その大先輩の話の途中でふと「タモさんのことは“タモリ”たけしさんのことも“たけし”なんですね」とその“偉大さ”に苦笑すると、「タモリはタモリだよ。早稲田の後輩だしさ。アレを最初にテレビに出したのは俺だから。11PMで。たけしも、当時はツービートで2人だったけど、タモリもたけしもみんなおれが引っ張り出したんだ」。そんな巨泉さんが「一番嬉しかった」のは、“大物司会者”の徳光 和夫(75)があるパーティで話したことだという。「トク。徳光君がね、“僕を含めて、すべての司会者の人は、大橋巨泉さんの方に足を向けて寝るべきじゃない”と。僕らが最初にテレビに出たころは“司会者”なんていなかったんだ」としみじみ語り、「あれは嬉しかったなあ」と噛みしめていた。