「真田丸」中島亜梨沙 色気たっぷり草刈正雄を手玉…意味深“二面性”
2016年07月30日 08:00
芸能
インターネット上でも「また吉野太夫が登場するんですね!」などと喜びの声も多く、主演の堺もその1人。第18回の撮影が終わった時は「もう出ないのですか…」と残念がったが、再出演が決まって顔を合わせた際「またお会いできましたね」と声を掛けてくれたという。
前回の出演では豊臣秀吉(小日向文世)や信繁らも客として相手をしてきたが、今回は昌幸の懇意を一身に集める立場。女性の中島から見ても「色気がすごい」草刈を役柄上、惚れ落とさなければならず「(草刈の色気に)“負けないぞ”と思いました。“あなたも飲みませんか”と言われたくらいなので、女性が嫌いではない役だと思います…。その隙を突くというわけではないですが、女性の武器で迫っていくという強い気持ちを持って演じました」と苦笑い。
しかし今回は単なる遊女ではなく、どうやら“二面性”を持ち合わせているという。「吉野太夫でまた出るとは聞いていたのですが…なるほどと思いました。三谷(幸喜)さんの脚本の面白いところでした」と意味深長。自身のツイッターでも「全国の昌幸さまファンの皆さま、お怒りはごもっともでございます…私も夢かと思いました。が、2人の関係性を推理しながら、また次週もご覧いただければ幸いです!」と含みを持たせていた。
第15話(4月17日放送)と第18話では赤の着物に身を包み、妖艶な姿ながらも秀吉ら遊郭に訪れる客たちと距離を取っていた。しかし今回は「衣装が違うので、強いインパクトを持っていただけるかなと思います」と自信たっぷりな派手な桃色の着物。昌幸とも積極的なスキンシップを取り、いかにも“遊女”らしい立ち振る舞いを見せる。
この変化にどことなく違和感を抱く視聴者も多いが「あとで視聴者の方が“あっ”と思って巻き戻してみた時に“ここの表情こうだったのか…”みたいな分からない程度の微妙な部分を見ていただきたいです。既に台本がすごくうまく書かれているので、そこに乗っかって演じられたらと思ってやっていました」と役柄を楽しんだ。
今回の吉野太夫については「たぶん、きっとどこかでずっと考えている。笑ってはいますが、目の奥で笑っていない…。緊張感と、表面には見えない切羽詰まった雰囲気があります」と分析。「無駄に女っぽいところもありますし、色気は今回の方が多いと思います」と撮影を振り返った。
いよいよ秀吉の死が近づき、大坂編もクライマックスとなる。東京都知事選速報のため繰り上げ放送になる第30話「黄昏」(31日後7・15)では、秀吉の老いが加速し、大名たちに混乱を巻き起こす。落成を前に地震で倒壊した伏見城を目にした昌幸も、吉野太夫との距離を今まで以上に縮める…。中島はツイッターで「来週はどうなってしまうのか…えーーー!!!という驚きをお約束します」と予告している。