デーモン閣下 九重親方を悼む…体からにじみ出ていた「ハングリーさ」
2016年08月01日 11:45
芸能
現役時代を振り返り、「実にカッコ良い力士だった。『古きよきお相撲さん』像とは一線を画す、大相撲界に『アスリートの側面』を持ち込んだ人、という印象だ」と表現。「体つきや相撲ぶりだけでなくインタヴュー等での受け答えもモダンでスマート。クールさが漂う角界では珍しいタイプの人であった」と故人をしのんだ。
また「ハングリーさ」が体中からにじみ出ていた力士だったと語り、「獲物を容赦なく狙う『ウルフ』は、頂点を極めた後も、引退の直前までずっと狡猾だった。思えば今の『日本出身力士』たちに最も欠けているのは、この千代の富士的な『ハングリーさ』『貪欲さ』ではないか」と思いをつづった。
最後に「大鵬、北の湖、千代の富士…。そういえば、千代の富士の連勝が53で止まった大乃国戦が、大相撲の『昭和の最後の一番』だった」と哀悼の意を表した。