ジャニー社長説得もかたくな最後は「SMAPもやりたくない」
2016年08月16日 05:30
芸能
それに対し香取慎吾(39)らは頑として首を縦に振らなかった。「番組も、25周年もやりたくない」。さらにNHK紅白歌合戦も、フジテレビ「SMAP×SMAP」についても「やりたくない」と続けた。最後は「SMAPもやりたくない」とまで言った。
あまりにかたくなな姿勢に困惑したジャニー社長は「じゃあ、ユーたちはどうしたいの?」と語気を強めるほどだった。
分裂騒動で退社した元マネジャーの女性を母親のように慕い、木村拓哉(43)と深い溝ができていた香取。関係者は「大きな喪失感にさいなまれているのか、すべてに興味を失っているように見えた」と話す。
例年なら、実質的な活動がない状態を続けても問題はなかった。しかし、SMAPは9月から25周年イヤーが控える。今後の活動について発表する必要に迫られていた。休業か解散か希望を聞かれた香取らは「どっちでもいい」と返答。ジャニー社長は「休業」を提案したが、それも本人たちの意向で「解散」という結論に変わった。
SMAPの国民的グループへの道を開いたのはジャニー社長だった。フジテレビ「夢がMORIMORI」(92~95年)のレギュラーが決まった時、番組側に「お笑いのできるアイドル、平成のドリフターズにしたい」と要望。バラエティーで活躍できるアイドルへのレールを敷いた。この路線が元マネジャーに引き継がれた。
恩人の思いを知っても解散へ傾いたSMAP。今月10日にメンバーから解散の申し入れを受けた時、ジャニー社長はガックリ肩を落としたという。