キムタク 解散の“元凶扱い”に異論「自分自身は変わっていない」
2016年08月23日 05:30
芸能
到着ロビーでも表情は硬いままだったが、ファンに対しての気持ちを聞かれると「本当に急な話の流れだったので、驚かせてしまったと思います。凄くごめんなさい」と頭を下げて謝罪した。今月上旬にハワイ入り。その時点ではメンバー間でも「活動休止」で認識が一致していたが、10日に木村を除く4人がジャニー喜多川社長(84)と面会し解散が決まった。解散はハワイで知ったのかという質問には「そうですね」と認めた。
それでも、メンバーへの思いを問われると「やっぱりずっと一緒にやってきたメンバー。気持ちというか、やってこられた事実は事実であるので…」と複雑な胸中をのぞかせた。解散に納得してるかという質問には「それは、ファンの皆さんが一番納得してないと思います」と話した。
その後、自身は納得しているのか確認された時に出たのが「去年の末から今回の騒動に至るまで、自分自身は変わってない」という発言だ。
今回の騒動の端緒になったのは、元マネジャーの女性が主導したジャニーズ事務所からの独立問題。スポニチ本紙の取材では昨年6月に女性マネジャーがメンバー全員を集め、独立話があることを初めて説明した。その場で木村は「それ(独立)がいいとは思わない」と独立の意思がないことを表明。事務所と確執もないのに退社するのは筋が通らないという主張だった。
ところが同12月。元マネジャーが水面下で活発化させていた独立への行動にメリー喜多川副社長(89)が激怒。事務所が初めて公式にメンバー全員の意思確認をすることになった。木村以外が独立の意思を表明する中、木村は半年前と変わらず残留の意思を示した。これに驚いたのがほかのメンバー。元マネジャーから、木村も独立に賛同していると説明を受けていたからだ。これがグループが分裂する決定的な原因になった。結局、この分裂状態は解消されることなく解散という最悪の結果を導いた。自身は一度も翻意したことがない。しかし、4人は今も「裏切った」と思っている。その悔しさやつらさが「自分自身は変わっていない」との言葉ににじみ出た。
24日は「SMAP×SMAP」の収録で解散発表後、5人が初めて顔をそろえる。誤解はなぜ生じ、解散まで至る元凶となったのか。結成28年8カ月の活動に幕を下ろすまであと4カ月。その溝を埋めるには残された時間はあまりに短い。