自撮りアプリ使いオーディション 応募簡素化で“埋もれた原石”探し
2016年08月29日 18:42
芸能
担当者は「従来のオーディションで耳にしたのは、書類の用意に意外と時間が掛かり、途中であきらめてしまう人が多くいるということ。そこで可能性がある人があきらめずに応募してくれるように、自撮りをLINEで送る形でハードルを下げました」と話している。確かに写真をプリントし、志望動機を書いている間に「こんなに手間をかけても通らないかもしれないのに」と躊躇(ちゅうちょ)する気持ちが出て来るのは理解できる。採用側としては、応募の方法を簡素化することで、これまで埋もれていた可能性に出合うことを願っている。
さらに、自撮りアプリ画像という自己プロデュース力が試される方法を採用したのもエイジアグループならではだという。所属する益若はモデル業のほか、美容やアパレル関連の様々な商品のプロデュースでも大活躍。その流れもあり「アプリで自分を表現できる自己プロデュースできる人材を探したい」とも話している。
グループでは昨年、水原希子(25)、黒田エイミ(28)らが所属する「エイジアクロス」初のモデルオーディションが行われ、応募総数7851人の中から滋賀県在住の八木莉可子(15)がグランプリを受賞。八木はデビュー後、新人女優の登竜門といわれるポカリスエットのCMに抜てきされるなど着実に活躍の場を広げている。
新たなオーディション方法によって、新たな可能性を持った人材が多数応募してくるかもしれない。11月の最終選考にはどんな候補者が残っているのだろうか。(記者コラム)