美川憲一 矢口真里に釈明会見勧めたワケ「地獄を見てるから」
2016年08月29日 22:08
芸能
そんな矢口に、どうしても言いたいことがあるという美川に、番組は直接対面をセッティング。憮然とした表情の美川の前に、神妙な面持で座った矢口は、「ずっと美川さんのこと考えてたんですが、本当に子供だったので…逃げました」と説明しつつ「あまりしゃべってもらいたくなかった」当時の正直な気持ちを吐露した。
「私だって、地獄を見てるから。自分の失敗があって」と話す美川。自分も若い頃に“不祥事”を起こして、テレビ出演もコンサートもできなくなったことがあった。それでも歌手をやめなかったのは、大先輩である故・淡谷のり子さんへの恩があったからという。デビューから世話になっており、問題を起こした時にも電話をくれ、常に心配し支えてくれた恩人に報いるために地道な努力を続け、芸能界へ復帰。騒動の中にいた矢口が、そのころ自分と重なって、励まさずにはいられなかったという。
「失敗したら、あとは這い上がるしかない。ああいうことがなかったら、私もここまでやってこれなかったと思う。人の痛みも分かるし、失敗はバネになるから」。それが、美川が矢口に“伝えたかったこと”だった。最後は「きょうはね、許してあげるわよ」と結び、ようやく笑顔を見せた。