吉右衛門、12月「鬼平犯科帳」最終回 義理の息子・菊之助とTV初共演

2016年09月02日 12:36

芸能

吉右衛門、12月「鬼平犯科帳」最終回 義理の息子・菊之助とTV初共演
「鬼平犯科帳 THE FINAL後編 雲竜剣」に出演する(左から)尾上菊之助、中村吉右衛門 Photo By スポニチ
 歌舞伎俳優の中村吉右衛門(72)が主演を務める12月2、3日放送のフジテレビ系時代劇「鬼平犯科帳 THE FINAL」(金、土曜後9・00)で、義理の息子である尾上菊之助(39)と映像作品で初共演することが2日、分かった。
 江戸時代に「鬼の平蔵」と呼ばれた火付盗賊改方の長官・長谷川平蔵の活躍を描く物語。89年7月のスタートから時代劇ファンのみならず、数多くの視聴者を魅了し続けてきた。150本目となる12月の最終回をもって28年の歴史に幕を下ろす。

 注目を集めるのは、前後編ともに出演する吉右衛門の四女の夫、菊之助。吉右衛門と菊之助はこれまで歌舞伎での共演はあるものの、映像においては初共演。吉右衛門演じる長谷川平蔵と、菊之助演じる剣豪・石動虎太郎(いするぎ・とらたろう)の激しい殺陣のシーンもあり、菊之助は「しびれました。『鬼平犯科帳』の28年という歴史の中で、非常に重い役をいただいたので、思い切って剣を交えさせていただきました。ずっと見ていた江戸の正義を守っている長谷川平蔵が目の前に現れるわけですから、歌舞伎とは違った緊張感がありました。正義を代表する長谷川平蔵と、悪の虎太郎が対峙する機会をいただいたことは、本当に一生忘れられない記憶です」と感慨深げに語った。

 最終回を飾るにふさわしい豪華出演者が多数集結。前編には若村麻由美(49)、谷原章介(44)、渡辺大(32)、平泉成(72)らが、後編には田中泯(71)、中村嘉葎雄(78)、木下ほうか(52)、石倉三郎(69)らがゲスト出演する。谷原は「今回が最後と聞いて“ああ、残念だな”と思うと同時に、最後の作品に出演させていただくうれしさもあり、複雑な心境でしたが(吉右衛門らとの共演は)夢のような世界で、ぜいたくでした」とコメントした。

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