尺八「和美人」メジャーデビュー!辻本好美、ビートルズ、レディー・ガガをカバー
2016年09月03日 10:25
芸能
昨年2月、海外向けに放送されているNHKワールドの番組でマイケル・ジャクソンのヒット曲「スムーズ・クリミナル」を琴奏者と十七弦奏者と3人でカバーしたところ、インターネット上で世界的に話題になった。
1月には日本テレビ「ネプ&イモトの世界番付」で同曲を披露。特に辻本は、随一のテクニックのほか、その容姿も「和美人」として人気が急上昇。スウェーデン人DJアヴィーチーの「ウェイク・ミー・アップ」をソロでカバーした映像を3月にユーチューブで公開したところ、再生回数は11万回を超えた。
尺八好きの父の影響で16歳から習い始め、東京芸術大に進学し尺八を専攻。卒業後は和楽器演奏隊の一員として公演を重ね、海外でも25回公演している。「竹製フルートの楽団」という意味の「Bamboo Flute Orchestra」の芸名でデビューする辻本は「普段、和楽器を聴かない外国人や幅広い世代に聴いてもらいたいという思いで命名しました」と説明した。
尺八の名称は、長さ「一尺八寸(約54センチ)」に由来するが「尺八って短いのも長いのもある。私は短いのが得意」と、高音が出る一尺六寸の演奏のテクニシャンであることをアピール。十数本を持っており「太さも、曲がり具合も一本一本違う。尺八の魅力を広めたい」と意気込んでいる。
◆辻本 好美(つじもと・よしみ)1987年(昭62)12月27日、和歌山県生まれの28歳。東京芸術大の音楽学部邦楽科を卒業。05年8月に和歌山県橋本市の国際親善大使として米カリフォルニアで初の海外演奏。その後はイタリアやフランスのほか、中南米でも公演に参加。今年に入ってソニーミュージックと契約した。1メートル63。血液型A。