浅野忠信 米国と日本の映画界の違い 監督に疑問ぶつけたら出演オファーが…
2016年09月03日 14:08
芸能
さらに、「海外では主張しなくてはいけないことを学んだが、日本では若い頃は何か言うと怒られると思っていた。あるオファーが来て、どうしても疑問があったので監督とお会いして言ったら、(オファーを)断られたこともあった」と苦い体験も告白。その上で「各国の言語ができた方が楽は楽だけれど、自分が(目指すものを)なんで好きなのかを知って掘り下げていくことで、周囲とも盛り上がれるようになる」とアドバイスした。
一方の黒沢監督は、「ダゲレオタイプの女」(10月15日公開)で初めての海外資本の作品に挑戦。「映画という言語は100%世界共通なのは間違いない。映画では試行錯誤と欲望を磨いていけば世界に通用する。この国に合わせようとか、日本人だからこう見られているといった先入観は捨てた方がいい」と持論を展開していた。