「真田丸」関ヶ原の戦いは“超高速”ネット驚きも真田家目線に納得
2016年09月11日 21:00
芸能
次のシーン。再び有働アナのナレーションは「対する徳川家康軍は9万。天下分け目の大戦さが今、始まろうとしている」。徳川家康(内野聖陽)の陣が映し出された。
いよいよ合戦が始まるのかと思いきや、次のシーンは第二次上田合戦で徳川軍を退けた真田軍の祝宴(上田城)。そこへ佐助(藤井隆)が現れ、真田昌幸(草刈正雄)や信繁(堺雅人)らに関ヶ原の戦いの結果を報告し、第36話は終了した。
第36話は第二次上田合戦に時間を割き、関ヶ原の戦いは実質たった2シーン、約50秒。合戦シーンはなかった。本能寺の変(天正10年、1582年)も第5話「窮地」(2月7日放送)で描かれたが、燃え盛る本能寺とナレーションで、放送時間は約20秒だった。有名な史実といえども、脚本・三谷幸喜氏(55)の筆は真田家目線を貫き、ブレない。
インターネット上には「天下分け目の大戦が『え?』という感じで終わった」などの驚きの声とともに「こんな描き方があったのかと、感動。 確かに関ヶ原に参戦していない人々にとって、戦の展開は青天の霹靂だったのかな」「関ヶ原のドンパチを描かず、昌幸や信繁らの驚きが見ている方にまでダイレクトに伝わるのが凄い」「まさか、ここまで大胆にやるとは。最高」などと納得、絶賛の声も相次いだ。