篠原涼子1人2役初挑戦 絆と虐待描いた問題作「愛を乞うひと」
2016年09月14日 05:30
芸能
ドラマでは現在のヒロイン・照恵の姿と、照恵が母と過ごした過去を回想するシーンを並行して描写する。激しい感情をぶつけてくる母と、それをおびえながらも受け止めていた照恵。対照的な母娘を演じ分けた篠原は「甘いものばかり食べていると辛いものが欲しくなりますよね?そんな感覚で演じていました」と語った。
映画版を公開時に見ていて「衝撃でした。役者を続けていられるのであれば、いつか巡り合いたいと思った作品でした」と当時から出演を願っていたという。今回のドラマの田中雅博プロデューサーも「日本のトップ女優である篠原さんに全身全霊を込めて演じてほしい」と考えていたといい、まさに相思相愛で迎えた作品となった。
現代でも大きな社会問題となっている幼児虐待。篠原も2児の母親として人ごとではない。「意義のある作品と思うし、世の中の人たちに少しでもいいから何かを感じ取ってほしい」と話している。