「真田丸」大泉洋 板挟みの連続に思わず愚痴「どれだけ遭えば…」
2016年09月18日 12:00
芸能
「とにかく、このドラマが始まってからというものは、周りから“本当にかわいそうだ”とよく言われます。今回は色々なところで“かわいそうだ、お兄ちゃんは”と随分同情されるんです。だいたい僕は“今後もっとひどくなります”と言うんですが、もっとひどくなっていきますから。一体どれだけ板挟みに遭えばいいんだというね…」と愚痴。「父上と家康の間だったり、忠勝さん(藤岡弘、)だったり、お幸さん(長野里美)と稲さん(吉田羊)だったり…。様々な要因で板挟みに遭っていますけどね」と苦笑いが続く。
以降、信幸は徳川家の家来として生涯を全うする。「真田にとっては敵ではあるんですが、ただ、どこか義理の父でもあるというような思い。そして、やはり徳川を敵に回しては生きていけないという中で、少しずつ家康さんへの思いも変わってはいきますよね。もちろん許せる人ではないし、憎むべき人ではあるんですが、その人の下で我々は生かされているという複雑な思いはあったと思います」。
“信之”となっても真田家のことを一番に思い続ける気持ちは変わらない。「ずっと父や弟のことを気にかけていたというのが(史実の)手紙にも残っているので、それは『真田丸』の中でもそうですが、いつかもう一度みんなで共に生きたいという思いは強かったんじゃないかなと思いますけどね…」。
父と弟と再び出会えることを信じて…。信幸は徳川家に忠義を尽くし、戦国の世を生き抜いていく。