中学生で返せるのか?杉田かおる「金八先生」出演を決めた理由
2016年10月10日 22:55
芸能
中学生になると、「アイドルくらいなら、なれるのでは?」と所属していた劇団を辞め、13歳で個人事務所を勝手に設立。「暴君だったので、人に指示されて仕事するのが嫌だった」ための独立だった。しかし、やなせたかし氏が作詞したデビュー曲「シドロ アンド モドロ」を引っ提げて全国を回るも、どこに行っても集まるのは同じファン10人のみ。「チー坊ブレイクは完全に終了していた。現実を思い知った」。社員全員から退職願を出され、会社は1年で倒産。中学生で300万円の借金を抱えた。
救いの手を差し伸べてくれたのは、萩本欽一、関根勤らの所属する芸能事務所「浅井企画」。借金を肩代わりしてワガママ放題だった杉田の面倒を見てくれた。そこに来たのが「金八先生」の生徒役のオファー。優等生だった中学生が妊娠してしまうというショッキングな役どころに、「女優として大きなギャンブルだなと思った」と3日間悩んだ末、「借金返済のためにやったるわ、お金のために演じてやろう」と決心。結果、ドラマは大ヒット。杉田の演技も評価され、子役から演技派女優に脱皮を果たすことになった。