“毒舌先生”夏井いつき 公私ともに支える夫との「熟年再婚」秘話明かす

2016年10月24日 22:48

芸能

“毒舌先生”夏井いつき 公私ともに支える夫との「熟年再婚」秘話明かす
夏井いつきさん Photo By スポニチ
 “毒舌先生”として活躍中の俳人・夏井いつきさん(59)が24日、TBS系「結婚したら人生劇変!◯◯の妻たち」(月曜後7・00)に出演。熟年再婚の経緯や今の生活について赤裸々に明かした。
 夏井さんは、同局「プレバト!!」(木曜後7・00)で、芸能人の俳句作品を痛快に添削していく“毒舌先生”として一躍人気者に。「最近、変な仕事も来るんですよ。その毒舌で世相をぶった斬ってくれって。ぶった斬りたくなんかないんです、世相なんて」と笑う。俳句以外は無頓着。ファッションやおしゃれへの興味も全くなく、化粧気のないままパソコンに向かい早朝から仕事。自宅の障子も破れたまま、持っている靴も冬用1足と夏用サンダル2足のみ。髪をまとめているのは、かんざし代わりの鉛筆という徹底ぶり。

 現在、多忙を極める夏井さんを支えるのは、8歳年上の夫・加根光夫さん。定年退職後は、マネージャーとしての仕事もしながら、「暇な方が作るという原則なんですけど。たいがい僕の方がひまなんで」と、料理から家事全般もこなす。一緒に暮らしていた子供たちも独立し、今は2人暮らし。13年前、大阪でCMプロデューサーをしていた加根さんが、仕事のオファーをきっかけに夏井さんのもとを訪れたのが初対面だった。夏井さんの俳句と、裏表のない人柄に惚れこんで、愛媛の松山まで足繁く句会に通い始めたという。

 当時シングルマザーとして、母の介護をしながら2人の子供を育てていた夏井さんは、俳句を通じて知り合った子供も預っていた。元熱血教師だけあって、家庭にトラブルを抱えて苦しんでいる子を放っておけず、保護者の了承を得たうえで面倒をみていたという。もう二度と結婚はしないと決めていた夏井さんだが、バツ2だった加根さんは彼女と家族になることを望んだ。「まずは、句に惚れたんです。それに、こんなに能力がある人は見たことがない。付き人としてでも、支えたい…と思っちゃったんですよね」。

 夏井さんは、自分の暮らしぶりを見せたら諦めてくれるだろうと“大家族”の住む家に彼を招く。しかし、料理の得意な加根さんはあっという間に子供たちの胃袋もつかみ、家族になじんでしまう。そして、出会いから3年経ったある日、「歳とってるけど、結婚しましょうか」と玄関先でのプロポーズを受ける。「もう、歳も歳ですし…料理とか洗濯とか、やる余裕もないですし。こうして、よその子たちもいますし…」「歳は関係ありません。家事も僕がやります。子供たちも、僕を受け入れてくれてます」。こうして、57歳と49歳の“熟年夫婦”が誕生した。以来10年、今もかけがえのないパートナーとして、2人は仲良く暮らしている。
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