東京五輪の開会式はこのメンバーで?!素晴らしいチームワークに脱帽
2016年10月26日 10:00
芸能
オリンピックは、もちろん、アスリートたちが主役だが、同時に開会式は全世界から注目される一大イベント。ちなみに今夏のリオ五輪のオープニングの演出を務めたのは、ブラジルを代表する映画監督のフェルナンド・メイレス。当然、次の東京五輪開会式の演出を誰が手がけるかは、大いに気になるところ。すでに大物映画監督、プロデューサーを含め何人もの名前が取りざたされているが、今回のショーを観て宮本亜門が一番の適任ではないかと考える。
その理由はいくつもある。まずは、彼がミュージカルからダンス、そしてオペラ、歌舞伎まであらゆる舞台芸術に精通していることだ。開会式は新国立競技場での国を挙げてのスペシャルなショー。巨大な舞台で繰り広げられるライブパフォーマンスだ。全体を俯瞰する大胆さも必要だが、数多くの登場人物の細かい動きからステージ上の効果的な配置まできちんと目配せできる繊細さも重要。何を今さらだが、舞台の本場ブロードウェーでも活躍した亜門ならそれが出来るはずだ。
もう一つは、出演するアーティストたちとの密接なコミュニケーションだ。「The Land~」を観て感じたのは、チームの一体感、結束力の強さだ。いつの間にか客席に言葉を超えた“勢い”が伝わってきた。どんな仕事でも大きなことを成し遂げるためには、チームワークが大切。それこそ今回のショーが一度限りではもったいない。このメンバーをもう一度2020年の大舞台で観たいと思った人は少なくないだろう。そして、次はぜひ世界中の人に楽しんでもらえればいい。奥深い日本の魅力とともに。(専門委員)