遠藤憲一「ドクターX」再登場!海老名役に感謝 役の幅広がった
2016年11月01日 05:00
芸能
遠藤演じる海老名はシリーズ第2弾、第3弾、スペシャルに登場。蛭間の権力を前にプライドをかなぐり捨てて、ひたすら「御意」と言い続け、時には蛭間の秘密が書かれた手帳をムシャムシャと食べるなど、仕え続けてきた腹心。現在は「国立高度医療センター」の金沢分院に飛ばされ、外科部長の座に納まっているが、今回は蛭間を窮地から救うべく金沢から駆け付け、満を持して「東帝大学病院」に姿を現す。
遠藤は典型的な“上には弱く、下には強い人間”を、絶妙なバランスで熱演。コワモテの顔なのに子犬のように目が潤んだと思えば、蛭間に反論できず“なで肩モード”でシュンと意気消沈…など、中間管理職の悲哀を愛らしく体現した。ともすれば視聴者に嫌われかねないセコい役柄は“シリーズきっての愛されキャラクター”に昇華した。
第4弾が始まるとインターネット上には「海老名ロス」の声が相次いだが、遠藤は「少しでも喜んでくれる人がいたら、うれしいですけどね」と笑みを浮かべ「(再登場は)うれしいです。今回はゲストという形での出演ですが、温かい『ドクターX』チームに囲まれながら、全力で海老名を演じたいと思います」と意気込んでいる。
自身の役の幅が広がるほど「インパクトを与えられる“すごく情けない海老名”が誕生したのは、西田敏行さんがイジりまくってくださったおかげだと思います。今回、劇中で久々に蛭間院長と再会しましたが、やはりおもしろいですね!西田さんとのシーンはどんなアドリブが飛んでくるか予測不可能なので、ワクワクするんです。今回の再会シーンでも予想外の球が飛んできて、自分でも笑っちゃうようなやり取りになりました」と振り返った。
遠藤の再登場に、米倉も「やっと出てきたか!ずっと待ってた!遠藤さんはいつも一生懸命、海老名先生のダメなところや、かわいそうなところを演じてくれるんです。そのお芝居が痛々しくて、本当にかわいらしくて…!今回は残念ながら2話だけではありますけど、魅力的な海老名先生に久しぶりに会えてうれしかったです」と大歓迎している。