異色のミニ番組「全力坂」が放送2000回 美女が2分走るだけ
2016年11月07日 10:00
芸能
番組制作会社ゼニスでプロデューサーを務める佐藤太一氏によると、番組開始当初はオファーを出しても、なかなか出演者が集まらなかったという。だが、2005年4月にスタートしてから放送12年目を迎え、今ではオーディションを開き、走者を厳選するまでになった。
書類審査、実技審査を経て、オンエアに至るまでの倍率は10倍以上。選考基準について佐藤氏はこう説明する。「五輪に出られるような人は流して走っても速いじゃないですか。でも必死な感じがしない。曖昧な言葉ですけど、“全力感”が大事。絶対的に遅いと成立しづらいのですが、それでも画的に面白ければありだなと思いますね」
深夜番組ということもあり、日頃の視聴率は2%前後だが、過去最高の数字は11年2月10日の6・9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。「どうしても『見ちゃった』系の番組なので、前の番組(の視聴率)に引っ張られますね。有名な方が走ることもあるのですが、リリースを出すわけでもなく唐突に走るので、(出演者で)数字が変わるということもないですね」(佐藤氏)
9日に放送される第2000回は深夜1時24分から放送。寺西エミリ、リナ(ともに18)の双子姉妹が千日坂に挑戦し「千日×双子」で2000回を祝う。双子が走るのは番組史上初めてとなる。
「2010回目くらいで『あ、2000回超えているじゃん』ってくらいで(見てもらえれば)」と佐藤氏は2000回の節目を特別視しない。2001回も、2002回も、またいつも通り美女が全力で坂を走り続ける。