トランプ氏勝利の陰にWWE?猪木氏「プロレスファンは義理堅い」

2016年11月10日 11:30

芸能

トランプ氏勝利の陰にWWE?猪木氏「プロレスファンは義理堅い」
アントニオ猪木氏
 米大統領選で勝利した暴言王、ドナルド・トランプ氏(70)の“ヒール戦術”はプロレスで磨かれたと言われている。トランプ氏はショービジネス界の雄、世界最大のプロレス団体「WWE」のビンス・マクマホン会長と懇意にしており、決めぜりふ「お前はクビだ!」も元々はマクマホン氏のフレーズだ。
 07年にはマクマホン氏と自慢の頭髪を懸けて“対戦”しリングデビュー。ともに代理レスラーを立てた「億万長者たちの戦い」を制し、全米セレブの話題をさらった。13年にはWWE殿堂入りしており、WWEのファンがそのままトランプ氏の支持者につながったと指摘する声もある。

 「燃える闘魂」アントニオ猪木参議院議員(73)は「プロレスファンは義理堅い」とニヤリ。トランプ氏のプロレス仕込みの“ヒールぶり”について「池に石を投げてどう波紋を広げるかという発想が選挙では大事だ」と説いた。「注目される以前からトランプ氏には非常に興味があった」といい、昨年の予備選挙中に非公式で面会を申し込んでいた。2人の予定が合わず面会は実現しなかったものの「現在の閉塞(へいそく)した状態であれば、常識からはみ出した人の方が面白いと以前から思っていた。男のロマンというか、最後の夢として大統領を目指したような気がする。長期はやらないと思う」と話した。

 16代大統領エーブラハム・リンカーンも青年時代はレスラーだったと伝えられている。
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