グランプリの高1福本莉子さん クールなシンデレラに先輩感心しきり
2016年11月13日 17:17
芸能
福本さんはグランプリ受賞に「信じられない」と驚きつつも「嬉しいです」。「友達に誘われて」の応募で芸能界への思いは「ちょっとは興味があった」と福本さん。中学時代は女子サッカー部に所属していたというサッカー少女だが、普段から友達とアイドルの話などで盛り上がることも「あんまりない」といい、賞金の300万円の使い道も聞かれても「(欲しいものは)ないです。貯金?そうですね」と終始落ち着いたようす。憧れの女優は「長澤まさみさんと北川景子さん」といい、出てみたいドラマは「サスペンスをやってみたい。怖い系」と目標を掲げた。
そんな福本さんとは対照的に、祝福にかけつけた前回グランプリの上白石萌歌(16)は授賞式で思わず涙。「さっきなぜか大号泣しちゃったって…。自分の5年前のことを思い出したり、これからいろいろなことを経験していくんだなと思うと、(年齢が)1個差なのに母親のような気持ち。5年前は泣いてなかったのに、今、ここにきて感動してます」と感無量。同審査員特別賞の山崎紘菜(22)は「凄いしっかりしているのでびっくり」、上白石萌音(18)も「どうしたらそんなに落ち着いていられるのか、逆に教えてほしい」と感心しきりだった。
福本さんのオーディションでの様子について実行委員会は「福本さんは控えめなたたずまいだったにも関わらず、面接審査から彼女の存在が気になるという審査員が多かったです。クールで芯が強く、知性的な面を持ち、一見、子供らしからぬイメージがありました」と説明。合宿審査は遅れての参加だったというが、「そんな彼女がどうなるか気になりましたが、すぐに他の参加者となじんで、ダンス課題も飲み込みが早く、習得していました。また、当初のイメージから一転して、終始笑顔で課題に取り組み、そのインパクトに審査員たちが引きつけられました。彼女にはそうやって周囲を引きつける『気』のようなものがありました」と受賞理由を明かした。
「グランプリに関しては、ある意味、これまでのシンデレラらしさを兼ね備えていると思います。これから、映画デビューが待っていますが、女優としてはまだ空っぽの状態です。これから、いろんな経験や勉強を積んで、多くの人に愛されるような、表現者になっていってもらいたいし、そういう女優さんに育てていくことが我々の役目です」と期待を寄せた。