ASKA容疑者「家族に信じてもらえない」事実上別居状態だった
2016年11月30日 05:30
芸能
関係者によると、ASKA容疑者が東京と福岡の行き来を繰り返すようになったのは8月以降。福岡では知人に「家族に信じてもらえない」「家族は分かってくれない」と、自身が盗聴・盗撮被害に遭っていることを家族が真に受けず、覚醒剤の後遺症として1月に病院に入院させたことに対する不信感を口にした。知人は「福岡は居心地がいいと言っていた。自分を信じてくれない家族と一緒にいるのが窮屈になったみたいだ」と話す。
家族の知らない場所で愛人と“シャブセックス”に浸っていた前回と同様、頻繁に孤立しようとするASKA容疑者に対し、一丸となって更生を支えている家族は、福岡行きに反対してきた。
自宅1階にあったASKA容疑者の書斎は、改築されなくなっている。前回、覚醒剤は同書斎に隠して保管していた。ASKA容疑者は「ものを書く時だけ借りる場所がある」などと話しており、本紙の取材では都内に滞在するときは“別宅”として高級ホテルで暮らしている。
薬物依存症の更生施設「館山ダルク」の十枝晃太郎代表は、薬物患者が孤立しようとする言動は再犯へ向けた危険なサインだと指摘する。ASKA容疑者が主張する盗聴・盗撮被害について「薬物患者の典型的な被害妄想」とした上で、「あれこれ理由をつけて一人になりたかったのではないか。家族や支援者のもとを離れようとする言動は再犯が疑われる」と、再び覚醒剤に手を染めるために家族のもとを離れた可能性があるとした。
ASKA容疑者は“別宅”に頻繁に行っていることから、警視庁は、前回と同様のルートで薬物を入手していた可能性が高いとみており、福岡についても関心を持っている。