東山紀之 元祖大岡越前・加藤剛との共演に手応え「精神受け継ぐことできたら」
2016年12月06日 17:05
芸能
対する加藤は、2006年のスペシャルドラマ以来10年ぶりとなる東映京都撮影所での撮影に「おなじみのスタッフや共演者の方々、本当に懐かしい境地でいっぱいだった。これが最後という思いで出させていただいた」と感慨深げ。東山・大岡も見ていたそうで「なかなか正義感のある、温かい心を持った大岡を演じている。とてもうれしく思うし、これからもその気持ちで頑張ってほしい」とエールを送った。
今回は東山が、お白洲で浪人の加藤を裁く設定だったため「ある程度覚悟をもって、よしっというスイッチが入っていたのでドキドキよりワクワクの方が大きかったが、途中から里見浩太朗さんら先輩たちが集まってくる緊迫した状況になってだんだん緊張してきた」と苦笑い。それでも、「加藤さんと目を合わせて芝居をしたことで、その精神を受け継ぐことができていれば」と手応えをつかんでいる様子だった。
また、連続ドラマからレギュラー出演している加藤の次男の加藤頼(36)は、「加藤家にとっては生活の一部のような作品。父とこの役で共演できて、1役者としても息子としても幸せな時間でした」と感無量の面持ち。ミムラ(32)、松原智恵子(71)、津川雅彦(76)ら他の共演者も賛辞のオンパレードで、加藤は「なんだか、皆が私のことを語る会になってしまいましたね」と恐縮していた。