幸四郎 親・子・孫三代が同時襲名 18年に披露興行 37年ぶり
2016年12月08日 18:00
芸能
![幸四郎 親・子・孫三代が同時襲名 18年に披露興行 37年ぶり](/entertainment/news/2016/12/08/jpeg/G20161208013871510_view.jpg)
父が名乗った白鸚を襲名するということで幸四郎は「今日の日のために(歌舞伎を)やってきたのでは、しみじみと思えるくらい幸せでございます」と感無量の様子で喜んだ。三代での襲名披露は予想もしていなかったと明かし「半分くらい“神ってる”」と流行語を交えて表現。「来年悔いのないように幸四郎を務めまして、息子、孫に受け渡したい」と語った。
「松本幸四郎」の大名跡を受け継ぐ市川は「自分の気持ちはただただ感激しております」と笑顔。「ずっと歌舞伎の舞台に立ち続けたい、高麗屋が代々演じてきた役を自分が体現したい。その気持ちは名前が変わりましても変わりません。命のあるかぎり続けたい」と力を込めた。
金太郎は「八代目市川染五郎を襲名させていただきます。よろしくお願いいたします」と緊張の面持ちであいさつした。
襲名後、幸四郎、染五郎は歌舞伎以外でやってみたい役を聞かれ、幸四郎は「お客様の『白鸚のラ・マンチャ(の男)が見たい』という声があればそのご要望に応えたい」と意欲。対して染五郎は「1人でも多くの人に歌舞伎が好きなんだと伝えたい。“歌舞伎”という言葉にこだわってやっていきたい」と話していた。