宝塚退団の花乃まりあ サヨナラ公演千秋楽 最後もやっぱり雨だった
2016年12月13日 17:50
芸能
この日の宝塚は朝から雨模様。最後の大階段を緑の袴で下りた花乃は「きっと今日は雨が降るだろうな、と幼い頃からずっと雨女だった私はそう思っていました」とあいさつを始めると、客席は大爆笑となった。
しかし続けて「私の宝塚人生はたくさんの雨が降りました。どしゃ降り続きで前が見えなくなった時もありました。でも、雨はどんなにずぶぬれになっても一緒に笑い転げてくれる大切な仲間と、そっと傘を差しだして共に歩んでくださる大切な方がいました」と、後方で見守っていた明日海に目をやると客席は静まり返った。さらに「そして今、私の目の前に広がる美しい、雨上がりの景色を与えてくれました。私に降り注いだたくさんの恵みの雨。そしてどんな時も支えてくださったすべての皆様に、本当にありがとうございました」としめくくると、大きな拍手がわき起こった。
花乃は10年に宝塚歌劇団に入団。宙組に配属となり14年に花組に組替えし、同年11月から明日海の相手役として活躍した。そのルックスから“宝塚の綾瀬はるか”と言われることもあった華やかなトップ娘役。来年1月2日、東京宝塚劇場で開幕する同公演の千秋楽(同2月5日)で退団する。