本家に負けない WOWOWドラマ「コールドケース」着地成功なるか
2016年12月22日 19:08
芸能
その他、地上波では少なくなった時代劇に再チャレンジした、松山ケンイチ・早乙女太一主演「ふたがしら2」(9〜10月放送)も満足度平均3・79と好調。また、北川景子主演「ヒポクラテスの誓い」(10月放送)は満足度3・83と評価も高かったのだが、じっくり観たいと思わせる構成が奏功し、16年の同枠ドラマで最も高い平均録画数を獲得した。
現在放送中で高い満足度を得ているのが、25周年記念ドラマの第2弾で吉田羊主演の「コールドケース〜真実の扉」。世界的にヒットした海外ドラマの日本版で、未解決事件=コールドケースを解決するという設定と、事件当時の流行歌がBGMとして使用される演出は本家を踏襲。エピソードは“宗教”“貧困”“DV”など日本の今の社会問題を反映している。
視聴者の反応をみると「アメリカ版コールドケースに引けを取らない」(59歳男性)、「事件当時に流行った音楽が流れる。その曲を聞きたくて見ている部分もある」(61歳女性)。満足度も初回3・87(リピート放送との平均)とスタートダッシュも良く、最終回前の第9話でも3・75と高位置をキープした。
24日に放送される最終話は、第4話で未解決のままに終了した連続殺人事件の容疑者・赤松(ユースケ・サンタマリア)が再登場し事件の真相が明かされる。第4話は「ユースケ・サンタマリアがすごく怖かった。役なのか?と本当に思ったくらいハマってた!」(48歳女性)、など視聴者の反響も大きく、これまでで最高の満足度4・22を記録した。
テレビドラマは最終回次第で後々まで残る作品全体の印象が決まる。着地成功を期待したい。