「ドクターX」最終回22・8%で有終の美 今年の民放連ドラ圧倒1位
2016年12月26日 09:00
芸能
全11話の期間平均は21・5%。4月クールのTBS日曜劇場「99・9−刑事専門弁護士−」(日曜後9・00)の期間平均17・2%を上回り、今年の民放連ドラ1位に輝いた。
単話も「ドクターX」第3話の24・3%が今年の民放連ドラ1位。ブームを巻き起こした10月クールのTBS「逃げるは恥だが役に立つ」(火曜後10・00)が最終回に一度、大台超え(20・8%)をマークしたが、「ドクターX」の大台超えは10回。記録ずくめの圧倒的な強さを示した。
初回20・4%は今年の民放連続ドラマ初の20%超えとなり、いきなり今年の民放連ドラ1位を記録。第2話は19・7%と微減したものの、第3話は前枠「日本シリーズ 日本ハム×広島 第5戦」の生中継が延長して50分遅れの放送開始ながら、今シリーズ最高となる24・3%をマークした。
第4話以降も21・3%、第5話20・4%、第6話21・5%、第7話22・2%、第8話20・7%、第9話22・6%、第10話20・5%と異次元のハイレベルな独走を続けていた。
孤高の天才外科医・大門未知子(米倉)が金と欲にまみれた病院組織にメスを入れる人気医療サスペンス。2年ぶりのシリーズ第4弾は天敵・蛭間重勝(西田敏行)率いる国内最高峰「東帝大学病院」が舞台。医療の本質を見失い、病院の格付けに躍起になる“白い巨塔”に立ち向かった。
最終回は、局所進行膵がんであることを打ち明けず、気丈に振る舞っていたフリーランスの麻酔科医・城之内博美(内田有紀)が、ついに倒れてしまい、大門未知子(米倉)は執刀医になることを申し出る。しかし、博美のがんは完全切除が不可能な状態だった。一方、上海で新病院設立計画を進めている中国の財閥王・王超(矢野浩二)は「東帝大学病院」から優秀な医師を引き抜こうと画策。その王の紹介で、ある病気を患った次期大統領候補と、妊娠中の妻が「東帝大」に極秘入院する…という展開だった。