大野拓朗 熱望ロミオ役に「色っぽさ見せる」、出演作続々の来年は「挑戦」
2016年12月27日 08:00
芸能
「エリザベート」を演出し、今作も担当する小池修一郎氏からは「ミュージカルを続けたいという火種が残っていればレッスンを重ねていきなさい」という助言をもらい歌唱、演技力に磨きをかけてきた。「1時間のレッスン(ボイストレーニング)に1日の体力を使って酸欠になるほど」というハードな環境にも自らを置いた。4年を経て「歌ごころやいろんな経験させていただいて(人として)深まっているかな」と成長を感じ取っている。
シェークスピア原作、中世イタリアを舞台にしたロミオとジュリエットの悲恋を描く、世界中で上演されてきた名作。ロミオ役は古川雄大(29)とダブルキャストで演じる。ジュリエット役は乃木坂46・生田絵梨花(19)と木下晴香(17)のダブルキャスト。大野は「恋愛にはいちずな方。心から好きになって演じたい。今はロミオになれるよう稽古に臨んでいる」と徐々に役に入り込んでいる。さらに「芸能生活で初めて“完全なる二枚目”をやらせていただく。これまではちゃめっ気のある三枚目寄りが多かったので、悲劇の作品性とロミオの力を借りて“色っぽい大野拓朗”を見せられたらいい」と、新しいイメージを打ち出すつもりだ。
近年は、大河ドラマ「花燃ゆ」、連続テレビ小説「とと姉ちゃん」、Eテレ「Let’s天才てれびくん」のメインMCを務めるなど活動を広げてきた。来年は「ロミオ&ジュリエット」に加え、ドラマ「三匹のおっさん3」(テレビ東京)、映画初主演でドラマ版も放送される「猫忍」と出演作がめじろ押し。「2017年は挑戦の年。日々課題に挑戦して、成長した結果を出したい。(観客の)一生思い出に残るようなロミオを全力で駆け抜けられたら」とさらなる進化を誓っていた。
大阪公演は2月22日〜3月5日、梅田芸術劇場。