小西真奈美　７年越し主演映画公開に感激「年月たっても色あせていない」

　女優の小西真奈美（３８）が１４日、主演映画「トマトのしずく」（監督榊英雄）が封切られた東京・渋谷シネパレスで初日舞台あいさつを行った。 　撮影は２０１０年に行われたものの公開機会に恵まれず、一昨年の「お蔵出し映画祭２０１５」でグランプリと観客賞をダブル受賞したことで注目され、７年越しの公開が実現。小西は、「脚本を読んですぐにやりたいと思ったほど、大好きで大切な作品。年月がたっても色あせていない。いろいろなシーンで感動して、なんて素敵な作品に出させていただけたんだろうと感謝です」と感無量の面持ちで語った。

　離れて暮らす父親と娘が、時間をかけて確執を埋めていく感動作。父親役の石橋蓮司（７５）はスケジュールの都合で欠席したが、「とことんやる娘だから、今年は大躍進の年になるよう陰ながら祈っています」と激励のメッセージを寄せた。

　小西は「本当にうれしい。一見、無骨な方ですけれど、すっごくやさしい方なんです」と感激の面持ち。石橋の髪を切るシーンでは「実際に切ったんですけれど、緊張しすぎてけっこうざっくり切っちゃったんです。どうしようと思っていたら、“大丈夫だよお”と言ってくださって、いい方で良かった」と照れながら振り返っていた。

　舞台あいさつには他に吉沢悠（３８）、原日出子（５７）、三浦誠己（４１）、杉山優奈（１４）が登壇した。