危機感なかった…小日向文世「ことごとく捨てられました」
2017年01月22日 20:14
芸能
さえない父親(小日向)、天然の母親(深津)、無口な息子(泉澤)、スマホがすべての娘(葵)という、一緒に暮らしているのに何かバラバラな家族が、電気が消滅する緊急事態に突然見舞われ、頼りない父親が一世一代の決断を下しサバイバルライフに突入していくストーリー。
“ファミリー”がテーマになっていることから、「いい夫婦の日」とも読めるこの日(1月22日)の試写会の観客は夫婦&カップルに限定。出演者に悩みを相談するコーナーも設けられた。
30代の男性から「時々作る手料理を(妻が)おいしいと言ってくれない。うそでもいいから、おいしいと言ってほしい」との声が寄せられると、小日向は「奥さんもまずいのなら“作るな”と言いたいのでしょうけど、取りあえずはアドバイスしてあげたらいいのに」と指南ではなく単なる感想。深津は「まずは、旦那さんが奥さんの料理にちゃんと“おいしい”と言っているのでしょか。たまに作って褒めてもらおうなんて…」とピシャリ、対照的な対応を見せた。
20代女性からの相談は「危機感を持ってほしい」。破局などないだろうと安穏に過ごしているような交際相手の態度に不満な様子で、深津は「遠慮がなくなってリラックスできているのならいいかと思いますけど、それでも(気持ち的に)ダメなら、もうとっとと…」と決断を促すようにアドバイス。一方、小日向は「若い時の僕自身、危機感は全くなかった。ことごとく捨てられました。“何で捨てられるんだろう”って思っていたので、うまくアドバイスできません」。笑いを誘うことはできたが、愛妻家として期待された的確な言葉は不発。劇中の設定でないが、さえを見せるには至らなかった。