X JAPANが東京ドームでやらない理由 YOSHIKIを悩ませる「Xジャンプ禁止令」
2017年02月02日 10:00
芸能
そんな引っ張りだこなYOSHIKIが「実は今、やりたくて仕方ないんだけど、葛藤している」という場所がある。それは「東京ドーム」だ。
X JAPANは97年の解散コンサート、08年の再結成コンサートをはじめ、同所でこれまで18回も公演してきた。ホームグラウンドとも言える会場だが、思い返してみれば最後に開催したのは09年。なぜ8年もやっていないのか。
「X(エックス)ジャンプなんですよ。それが原因でできないんです。(東京ドーム側からは)Xジャンプを本当にやらないのであれば(開催して)いいと言われているんですよね」
「Xジャンプ」とは、ヒット曲「X」の時に、観客が頭上で手をクロスさせ、サビの「エックス」のフレーズに合わせて一斉に飛び上がること。5万人もの観客が何度も同じタイミングで大きくジャンプするため、安全性などの問題から東京ドーム側が禁止しているのだ。
X JAPANのコンサートは、YOSHIKIやボーカルのToshIが「ウィー・アー」と叫べば観客が「エックス」と応じたり、バラード曲「Endless Rain」のサビを観客が合唱するなど、ファン参加型の演出が多いが、特に盛り上がるのが「Xジャンプ」だ。YOSHIKIは「あと2回やれば、ちょうど東京ドーム公演が20回になる。だからやりたいんですけど、Xジャンプがないっていうのもね。お客さんもスカっとできませんし…」と葛藤しているようだ。
「Xジャンプ」を禁じるか、「X」自体を曲目に入れないか、それとも東京ドーム公演をあきらめるか。YOSHIKIは悩んでいる。(記者コラム)