宇多田「私の曲は無料」投稿も…現実的には困難?「宣言しても徴収される」
2017年02月05日 08:35
芸能
今回の宇多田のツイートに関し、著作権に詳しい福井健策弁護士は「楽曲の著作権は、管理団体に信託譲渡した時点で、作者も自由にできない」と話した。「“著作権料はいらない”と宣言しても徴収される」という。
JASRACは2日、来年1月から音楽教室での演奏から著作権使用料を徴収する方針を発表。今年7月までに「使用料規定」を文化庁に届ける方針を決めた。これに対し、音楽教室を運営するヤマハ音楽振興会などは3日、「音楽教育を守る会」を発足。「演奏権(の規制)が及ぶのは公衆に聴かせるための演奏。教室での練習や指導のための演奏は該当しない」と、徴収の動きに対応していくとした。
福井弁護士によると、教室での演奏が“公衆に聴かせるための演奏”に当たるかは「微妙な線」。レッスン料の上昇や、生徒減少の可能性もあり、インターネット上には「音楽文化の裾野の衰退につながるのではないか」などと疑問の声も上がっている。