昨年12月31日に亡くなった元ユニバーサルミュージック会長、石坂敬一さん(享年71)のお別れの会が8日、東京・青山葬儀所で営まれ、約2300人が参列。弔辞を読んだ歌手の長渕剛(60)が最後に自身の楽曲「12色のクレパス」を歌唱した。
代表曲「乾杯」など数々のヒット曲を手掛けた石坂さん。長渕は新人だった東芝EMI在籍時代に触れ、「“石坂さん、また歌ができたよ!”とアポも取らず部屋を訪ねていきました」「いつも瞳を大きく開いてお話になられていました。時に微動だにせず、“この前のデモテープの3曲目、ぼくは好きだなあ。あれはまさしく君の原風景だ。実にいい”と僕をまっすぐ見るんです」などと懐かしんだ。
音楽評論家の湯川れい子氏、富澤一誠氏も弔辞で故人を偲んだ。