国生さゆり「悲願でした」チョコ初プロデュース、バレンタインへ福岡女子救う
2017年02月09日 18:29
芸能
「自分の代表曲なのに、実はこれまで1度もバレンタインチョコをプロデュースしたことがなかったんです。だから、ずっと悲願でした。チョコ作りは、自分の思いがどんどん形になっていく楽しい作業でした」
チョコのイメージ、色、味に至るまで、ゼロからイラストを描きながら考案した「バレンタイン・キッス チョコレート」。くちびる型のチョコや、幻の焼酎「森伊蔵」を使用するなど、国生の自由奔放なアイデアに、「チョコレートショップ」の佐野隆オーナーシェフは「本当に苦労しました」と苦笑。その一方で、同シェフは「私たちにはない発想が面白かった」と評した。同商品は福岡にとどまらず、なんと今月にオープンしたフランス・パリ店でも販売されている。
今回、国生がプロデュースを引き受けた理由の一つに、福岡女子の結婚、恋愛事情がある。昨年のある調査では福岡県の女性の未婚率は全国No.1。また、人口の女性比率が高く、男性の草食化とも相まって「彼氏なし」の独身女性も多い。そこで鹿児島県出身の国生は「チョコレートで幸せをつかんでほしい」と、同じ九州の福岡女子のために人肌脱いだのだった。バツ2の自身については「私は常に“好き”という看板を掲げて走っていたような人間だから…。この年齢になって“それでは駄目だ”とようやく気付いた。遅いわっ(笑い)。だから、バレンタインといっても“痛い”思い出しかない。ごめんなさい、傷だらけで」と豪快に笑い飛ばし、「もう私はいいでしょう。これからは福岡女子の応援隊の立場で頑張ります」と話した。
一時期は「脱・アイドル」を目指して、10年以上も「バレンタイン・キッス」を歌うことを封印していたという国生。50歳となった今ではこう言う。「原点回帰ですね。年を取るというのは、ある意味、“認める”作業。だから、(作詞の)秋元康先生の“国生はソロじゃ厳しいから季節ものだろ”という神懸かり的な感に感謝です。今でも2月になるとこの曲がどこかで必ずかかっているし、ぼんやりと私のことも思い出してもらえる」。♪一年一度のチャンス♪今も昔も2月14日は恋の記念日だ。