木村拓哉、ソロ初主演映画 三池監督が絶賛「これは木村拓哉以外あり得ない」
2017年02月15日 14:57
芸能
三池組は初参加となる木村は「こうやって三池組の一員として登壇することができて、嬉しいです」とあいさつ。「本当にしゃべる言語は日本語ですし、時代劇ですし、撮影場所は京都ですし、ザッツ・ジャパニーズなんですけど、三池組で撮影させていただいていると、モチベーションの高さが海外の現場に参加している錯覚に陥った。出来上がったものを見ても感動させてもらったが撮影している段階でも楽しませていただいたし、いっぱい感動させていただいた」と話した。三池監督は「これは木村拓哉以外あり得ないという直感があった。そういう運命なんだと思う。仕上がったものを見た時にキャスティングというのは運命なんだと思った」と太鼓判を押した。
「原作通りにしないといけないなと」ということで、独眼というキャラクターの万次になりきるため、実際に右目を特殊メークで閉じて挑んだ木村。さらに、1人対300人の対決シーンなど、激しいアクションは大きな見どころ。「監督のいろいろな発想、発案にどこまで近づけるかという試みは凄く楽しかった。撮影自体は共演者の方々、アクションに参加されている方々のすべての方の情熱がそこにあった」と笑顔。砂利の上で足を横滑りさせる場面でスリップして転倒し、右膝じん帯損傷の重傷を負う事故もあり、痛み止めの注射を打って凄絶(せいぜつ)な殺陣を演じ切った。
木村は「とにかくケガには気をつけての撮影ということではあったが、撮影中、ちょっとのトラブルで自分がケガをしてしまったり、撮影現場があまりにも過酷で監督が足を折られたり、いろんなことがあった。それでも、絶対に前に進むんだっていうモチベーションが常にあって、楽しかった」と意外な事実を告白。これには三池監督も「俺の足が折れたのは老化現象。(骨折がわかってもスケジュールは)何も変わらずに骨折なんかに負けないという現場です」と苦笑した。
「原作を楽しんだ後にクランクインさせていただいたが、自分1人が存在しても意味が無い。凛がいてくれて、初めて自分というものが構築でいた。彼女が守れればそれでいいや、自分がどうなってもいいやという望みました」と木村。その凛を演じた杉咲については「常に120%の力で挑んでいるのを横で感じることができたので、自分が何かするってなった時は全力で彼女に応えたいという思いを持たせてくれた。感謝している」と称賛した。
杉咲は「できるかなというシーンが多くて不安に思うこともあったが、現場では木村さんがカメラに写ってない時もお芝居をしてくださった。ケガをされていてもアクションをしてくださった。そのおかげで凛でいられた」と座長に感謝した。