吉本興業と包括連携の近大、「笑い」の医学的検証開始 新喜劇メンバー被験者に

2017年02月15日 18:27

芸能

吉本興業と包括連携の近大、「笑い」の医学的検証開始 新喜劇メンバー被験者に
小山敦子教授(左)の前で“乳首ドリル”を披露する諸見里大介(中央)、吉田裕(右) Photo By スポニチ
 吉本興業と昨年12月に包括連携協定を結んだ近大(東大阪市、塩崎均学長)がオムロン(京都市下京区)、NTT西日本(大阪市中央区)の協力を得て「笑い」の医学的検証研究を開始したことを15日、発表した。
 近大医学部で心療内科を専門とする小山敦子教授(60)は「笑いの定義はあいまいです。医学的検証を行い、笑いが身体や心理的健康に与える効果を解明するために共同で研究を行うことになりました」と説明した。20〜50代の健常者22人を2週間の間隔を空けて3回に渡って大阪ミナミのなんばグランド花月(NGK)で検証。年間約2兆7000億円にものぼると言われるうつ病などの精神疾患による社会的損失を「笑い」の力で解決することを目指す。

 NGKで検証がスタートした15日、NGKそばの「よしもと漫才劇場」で吉本新喜劇の諸見里大介(34)、吉田裕(37)、漫才コンビ「ミキ」の昴生(30)、亜生(28)、ピン芸人のゆりやんレトリィバァ(26)が出席して小山教授を被験者としてお笑いを披露。小山教授は諸見里と吉田の“乳首ドリル”、ゆりやんの身体を張った芸に「反応を我慢してたけど、思わず笑ってしまった」と爆笑して心拍数や呼吸数の計測機がストップするハプニングもあった。

 近大と吉本興業は昨年12月15日に大阪らしい「おもろい」研究や教育、情報発信を展開し、日本のみならず世界にさまざまな価値を創出することを目指して包括提携協定を締結した。

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