作曲家・船村徹氏が急死 「王将」など5000曲 歌謡界から初の文化勲章
2017年02月17日 11:04
芸能
1932年生まれ。東洋音楽学校(現東京音大)ピアノ科卒業。在学時に米軍キャンプでのバンド活動を経て作曲活動を開始した。53年に雑誌「平凡」のコンクールで1位入選し、作曲家デビュー。盟友の作詞家高野公男さんとのコンビで「大衆に根ざした音楽を作ろう」と、歌謡界に新たな曲調を持ち込んだ。村田英雄さんに提供した「王将」は、日本初のミリオンセラーになった曲といわれる。幅広い年代にわたり名曲を発表し続け、書き上げた作品は5000曲以上。83年に細川たかし「矢切の渡し」、91年に北島三郎「北の大地」で日本レコード大賞を受賞。97年には日本作曲家協会の会長に就任。04年には日本音楽著作権協会(JASRAC)会長を歴任した。昨年の文化勲章は、歌謡界から初めての受章となった。
演歌界の大御所、北島三郎(80)をはじめ門下生も多数育成。鳥羽一郎(64)らをスターにした。