俳優の窪塚洋介(37)が27日、都内で公開中の映画「沈黙―サイレンス―」(監督マーティン・スコセッシ)の大ヒット御礼舞台あいさつを行った。
同作は第89回アカデミー賞の撮影賞にノミネートされたが惜しくも受賞ならず。そのことについて聞かれると「昔から思ってたけど、賞なんておまけみたいなもの。いろんなこと言う人がいるけど、何とも思ってませんよ」と淡々。撮影を担当したロドリゴ・プリエト氏との思い出について聞かれると「彼は一流の仕事をして、センスもすばらしいけど、誰よりも日本語を覚えようとしてた。『こういう時、日本語でなんて言うの?』って聞いて、『チョットミギ!』『チョットスミマセン』とか言ってくれた。そういうちょっとしたことですけど、それが励みになった」と感謝の言葉を述べていた。
また窪塚はハリウッド2作目「リタ・ヘイワースと手榴弾」(原題)の出演も決定。「ずいぶん前にいただいたお仕事なんですが、いまだにスケジュールが出てこない」と苦笑い。「主演の女優さん(エリザベス・バンクス)もヤキモキしてるらしい。でも相手役ということで、僕との共演も喜んでくれているらしいので、気長に待とうかな」と語っていた。