有村架純“ふっくら役作り” 「ひよっこ」5キロ増で農家の高3
2017年03月16日 05:30
芸能
演出サイドから役作りの要望はなかったが、有村は農家の健康的な高校3年生を演じるため、自身で考えて増量した。演出の黒崎博氏に「私、普段は炭水化物はあまり食べないんですけど、みね子になるためにしっかりお米を食べようと思っているんです」と提案。黒崎氏はそれを聞いて「みね子になりきった有村さんを記録するだけでいいと思った」と感銘を受けたという。
撮影は昨年9月から開始。東京編が始まる第5週目以降には「上京して身も心もどんどん締まっていくヒロインを表現したかった」と徐々に減量。撮影の合間に食事制限やジム通いなどを続け、紅白歌合戦の司会を務めた昨年大みそかには体重を元に戻していたという。有村は「1日3食きちんとお米を食べれば自然と太りましたが、減らす方が大変でした」と苦笑いした。
その姿勢を共演の宮本信子(71)が絶賛。「茨城編のみね子は良かったわねぇ」と褒められたことを明かし「挑戦して良かったと思いました」と照れ笑いを見せた。
▼ひよっこ 谷田部みね子は茨城県奥茨城村の農家に住む高校3年生。母・美代子(木村佳乃)、祖父・茂(古谷一行)、妹と弟の5人暮らしだ。父・実(沢村一樹)は借金を返すため、東京五輪直前で建築ラッシュの東京へ出稼ぎに行っている。その実が行方不明になった。卒業後は農家を手伝う予定だったみね子は父を捜すことと家族への仕送りのため東京へ集団就職をするが、工場が倒産。途方に暮れるみね子に手を差し伸べてくれたのは、かつて父も訪れたことのある赤坂の洋食店だった。