激戦日曜バラエティー「DASH!!」「イッテQ!」の2強を超えるカギはここにある
2017年03月18日 18:10
芸能
TBSは8時台の「ピラミッド・ダービー」は継続が決定している。珍競技にチャレンジし、そのナンバー1を予想するという趣向。昨年4月のスタートから人気競技となっているのが“歌声見極めダービー”だ。本人とモノマネの歌声を見極めるという企画で、視聴者からは「歌手あてクイズ毎回楽しみ」(60歳女性)、「歌声を当てるのは今までで一番わからなかったけど、当たりました!」(57歳女性)など、番組の目玉になっている。少々マンネリの感もあり、昨年の年間平均満足度3・63から、今年に入り平均3・49とダウン。新規の人気コーナーを生み出せるかが今後のカギになりそうだ。
フジテレビの「フルタチさん」は初回視聴率8・2%で以後は4〜5%。満足度も3・28(2月平均)と高くはない。放送回によって満足度の差があり、視聴者の反応が良かったのは第3弾まで放送された、アナウンサーという職業を掘り下げながら正しい日本語をクイズ形式で紹介する「日本語とアナウンサー」。3月12日放送の男性アナと実況について特集した回は満足度3・43と月平均を上回り、「古館さんの実況の技術は本当にすごい」(41歳女性)、「古館さんイキイキしてる」(47歳男性)など好評。実況を特集したことでMC古舘伊知郎の真骨頂を発揮する形となった。番組の盛り上がりは古舘をどう生かせるかにかかっている。
一度できたイメージを変えるのは時間がかかるが、視聴者の嗜好の変化もまた早い時代。流れはいつか変わる。日テレがさらなる進化を遂げるか、他局がそれを超えるか。双方とも日々新しい試みを続けることになる。