新日 真壁刀義「キングコング」で声優に「想像している概念はすべてぶっ壊される」
2017年03月23日 18:31
芸能
「小手先でやると、俺くらいのレベルだと絶対にうまくできない。軽く聞こえちゃうんですよ。だから大きな声を出すにしても、気持ちを入れると言葉に魂がこもる。そういう感じを思い出せたので、自分的には良かったと思う」
過去に何度も映画化されているキングコングだが、今回は真っ向対じする役どころとして、その動きと戦術を絶賛。プロレスラーの立場からも、自身のユニットG・B・Hに勧誘する。
「飛んでいるヘリコプターをジャンプしてつかんだり、多分こんな感じなんだろうという動きが素晴らしいから迫力がある。しかも、人間だったらどうするかということに対し如実に知能を使っている。これは敵に回したらヤバい。どちらかと言えば味方になってほしい。リングに上がれるかどうかは難しいけれどね(笑)」
声優としての活躍だけでなく、クイズなどのバラエティー番組にも進出。タッグパートナーの本間朋晃(40)が「何言っているかよく分かんねえけれど、しょっちゅう嫉妬している」ほどマルチな才能を発揮しているが、そのすべてがプロレスのための広報活動だと自負する。
「ガキの頃、プロレスラーがよくテレビに出ていてインパクトを残しているのに引き込まれたんですよ。そういう番組に出ていると、プロレスファンも見ているということ。そうしたらプロレスの底辺も広がるだろうって。もちろんプロレスラーとして最大限に暴れて結果を残し、いろんな番組をねじ伏せる。それが俺らに任されていることだと思っている」
今年はプロレスラーとしてデビュー20周年。2月21日の記念興行ではノンタイトルながら因縁の矢野通・石井智宏組に勝利し、IWGPタッグ王座奪還を強くアピールした。ただそれも、「単なる通過点」と言ってのける。
「先の10年は苦しい時代があって、後の10年は光陰矢のごとしであっという間だった。それで20年だけれど、ひとつ息を整え過去を顧みる瞬間であって、それを過ぎるとまたエンジンがかかって、ようし、やったろうかい!って思う。21年、22年とさらにすごい試合を見せてやりますよ」
本間が頚髄(けいずい)損傷で長期欠場を余儀なくされたため、タッグでの戴冠がしばらくお預けになるのは残念だが、21年目の真壁のさらなる暴走から目が離せない。だがその前に、「キングコング」の大暴走にも太鼓判を押し気炎を上げた。
「リングで戦っている暴走キングコングの50倍、100倍、それくらいの迫力があっから。おまえらを絶対に退屈させないから、絶対に見ろ。おまえらが想像している概念は、すべてぶっ壊されるからな!」