大竹しのぶ&北村一輝が初共演 12月上演の舞台「欲望という名の電車」
2017年04月09日 12:00
芸能
1947年にブロードウェーで初演され、記録的なヒット。51年にはエリア・カザン監督、ヴィヴィアン・リーのブランチ、マーロン・ブランドのスタンリーで映画化され、アカデミー賞4部門を制した。
シアターコクーンで上演されるのは2002年、蜷川幸雄さんが演出して以来15年ぶり。前回に続いて大竹がブランチ、北村はスタンリーを演じる。
演出は新進気鋭の英国人フィリップ・ブリーン氏が担当。15年に同劇場で上演されたテネシー・ウィリアムズ戯曲「地獄のオルフェウス」を手掛け、大竹とタッグを組んだ。
大竹は「蜷川さんと『また欲望やろう』と、そう約束したのは5年前でした。あのヒリヒリするテネシー・ウィリアムズの世界にまたゆけます。『地獄のオルフェウス』で私たちに演劇の素晴らしさを教えてくださったフィリップと再び芝居を作れます。蜷川さんに『うん、これならいいよ』と言ってもらえるように頑張ります」と意気込み。
「大逆走」(作・演出赤堀雅秋)以来2年ぶりの舞台出演となる北村も「新劇の代表作『欲望という名の電車』、スタンリー役を演じるマーロン・ブランドは最高でした。そして蜷川版では堤真一さんが演じたこの大役。ブランチは前作に続き、大竹しのぶさん。全身全霊をかけるという言葉でも補い切れない気持ちですが、フィリップ演出の下、魅力的な作品になるよう演じたいと思います」と張り切っている。