歌舞伎俳優の八代目中村芝翫(51)、長男の四代目橋之助(21)、次男の三代目福之助(19)が14日、ヤフオクドームで行われたソフトバンク―オリックス戦のセレモニアルピッチに登場。父子4人の同時襲名披露公演「博多座6月大歌舞伎」(6月2〜26日)をPRした。
マウンドには春の高校選抜で甲子園を沸かせた福岡大大濠高の三浦銀次投手(3年)に「似ていると最近言われます」という次男・福之助が上がった。中学時代に軟式野球の経験があり、最速120キロをマークしたサウスポーは初の始球式で見事な速球を披露。「超緊張した。気持ちよかった。舞台とは違う。お客さんの『おー』という声が嬉しかった」と興奮気味に語った。見守った王会長からは「ナイスピッチング」と声を掛けられた。
報道陣が取材する様子を横目で見ていた長男の橋之助は「勝利投手みたい」とうらやましがった。父の芝翫は「七代目芝翫も王会長の大ファンで、ご縁を感じる気がする。ヤフオクドームと博多座が近くなる架け橋になれたら」と話した。