阿藤快さん生き別れの息子が思い告白「もっと会いたかった」

　１５年１１月に亡くなった阿藤快さん（享年６９）の生き別れの息子・基さん（４２）が、５日に放送されたＴＢＳ「爆報！ＴＨＥ　フライデー」（金曜後７・００）に出演。亡き父への思いを口にした。 　阿藤さんの葬儀・告別式で喪主を務め注目を浴びた基さんだが、テレビのインタビューに答えるのは今回が初めて。基さんが小学校５年生の時に阿藤さんが家を出て行って以来、亡くなるまで約３０年顔を合わせることがなかったという。

　当初は父への怒りも抱いていたが基さんだったが、「父はどういう人だったのかもっと知りたい」という基さんの思いに番組が応え、阿藤さんをよく知る知人の言葉を集めた。

　中でも俳優・斉藤洋介（６５）が話した内容は基さんにとっても意外だったようだ。「僕の長男がグレてまして、よく快さんに相談して。その時に初めてご子息のお話をうかがって。『子供の頃はヤンチャでも大人になったらしっかり自分でやっていける』。すごく愛おしそうにおっしゃっていた」。亡き父の思いを知り、基さんは「お父さんはすごいんだっていうのをやっぱり誇りに思ったから、恥ずかしいですけどもっと会いたかった」と本音を漏らした。

　阿藤さんと親交が深かった女優の名取裕子（５９）からは、阿藤さんが若い俳優をサポートしていたことも聞かされた。「（基さんに）一番してあげたかったことができなかった自分への贖罪（しょくざい）だったのかもしれない」。

　父をよく知る人たちの言葉を聞き、改めて墓参りをした基さんは「お父さんの息子だよっていうのを誇りに思って生きていきます。これからも見守ってください」と墓前で呼びかけた。