女優の高橋洋子(63)が28年ぶりに出演した映画「八重子のハミング」(監督佐々部清)が6日、東京・有楽町スバル座で初日を迎え、高橋はじめ、升毅(61)、梅沢富美男(66)らが舞台あいさつに立った。
老老介護をモチーフに夫婦愛を描いた作品。若年性アルツハイマー病を患う妻を演じた高橋は「難役で悩みましたが、やってごらんなさいという田中絹代さん(「サンダカン八番娼館 望郷」で共演)の声が聞こえた気がして」と秘話を披露。11日に64歳の誕生日を迎える高橋のために夫役の升が「手を添えて 歩く 藍場の懐かしさ 八重子思えど 洋子の温(ぬく)もり」と短歌をプレゼントする一幕もあった。